「メルカリShops」は、フリマサイト「メルカリ」の中に自分のショップを作れるネットショップ機能。月間2300万人が利用するメルカリのお客様に商品をアピールできるのが大きな魅力です。
また、登録申請が完了したその日から商品を登録するだけで始められる手軽さもあり、初めて始める方にはハードルが低いサービスだといえるでしょう。
では、さっそく「メルカリShops」についてご案内しますね!
「メルカリ」と「メルカリShops」の違い
メルカリとメルカリShopsの一番の違いは、「メルカリは個人のフリーマーケット」に対して「メルカリShopsは事業として運営するネットショップ」であることです。
フリマとネットショップの違いについては、こちらの記事も参考にしてくださいね。⇒ 【ネット販売、ショップ型とフリマサイトどう違う?】
メルカリ | メルカリShops | |
形態 | フリーマーケット | ネットショップ |
出店できる人 | 個人 | 個人・個人事業主・法人 |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 無料 |
販売手数料 | 10% | 10% |
商品登録 | 1商品ごと | CSV登録による一括登録可 |
在庫設定 | 1商品に1個 | 在庫設定可 |
複数運営 | 登録者のみ | 複数人で運営可 |
表を見ていただいてわかるとおり、「メルカリShops」はメルカリ同様、初期費用も月額費用も無料!費用面ではメルカリと一緒なんです。
メルカリ同様、アカウントの登録申請が完了し商品を登録すればその日からネットショップを始めることができるのです。
メルカリShopsはフリマサイトと同じ感覚でネットショップを運営できるので初心者さんにおすすめ!私もメルカリShopsにお店を持っています♪
メルカリShopsのメリット
- 商品登録だけでお店が作れる
- 価格交渉なしで取引できる
- クーポン発行ができる
- 複数人で運営できる
- 商品の在庫登録ができる
- 匿名配送が可能
- 発送完了時に売上反映される
- SNSと連携できる
商品登録だけでショップオープン
メルカリShopsは、メルカリやそのほかのフリマサイトと同じようにアカウントを作り商品登録するだけでネットショップが始められます。ショップデザインはできませんが、デザインが苦手な方やページの作り込みに慣れていない方にも簡単にオープンできるのがメリットです。
たとえば、メルカリShopsには農家さんも多く出品しています。農作業をしながらショップ運営をするのは大変ですが、メルカリShopsなら農産物の写真と説明を掲載するだけで始められるので他のサービスに比べて手間がかからないので人気です。
価格交渉なしで取引OK
メルカリは購入希望者が希望価格を登録したり価格交渉できるのに対し、メルカリShopsは価格交渉の機能がないため、価格交渉の手間やストレスなく出品できます。フォローやターゲットにクーポンを発行することができ、SNS配布も可能です。
複数人で運営できる
メルカリShopsは複数人がログインできるため、スタッフと店舗状況や受注などを共有できるので、商品登録や受注、発送など作業ごとに分担が可能です。
種類別の在庫設定OK
メルカリなどフリマサイトは1商品に対して在庫1個しか計上できませんが、メルカリShopsは1商品にサイズやカラーなどの種類別の在庫登録が可能。アパレルなどサイズやカラー展開がある商品の出品がラクになります。
匿名配送ができる
メルカリShopsの「らくらくメルカリ便」を利用した場合は匿名配送が可能です。
らくらくメルカリ便とは、ヤマト運輸が提供するサービス。ネコポス・宅急便コンパクト・宅急便が利用できます。(クール配送は除く)
なお、メルカリで利用できる日本郵便の匿名配送「ゆうゆうメルカリ便」はメルカリShopsでは利用できません。
売上反映が早い
メルカリは購入者が評価した時点で売上反映されるのに対し、メルカリShopsは商品の発送完了時点で売上が反映されるので、すぐに利益確定できます。
SNSと連携
集客力がある分競合も多く価格競争が激しいメルカリですが、メルカリShopsは6種類のSNSと連携することができるので、自分でも積極的に集客することができます。
- X(旧Twitter)
- Tiktok
- You Tube
- note
アカウント設定で登録しておくと、メルカリShopsにSNSアイコンが表示されるので、ユーザーがSNSを見てくれるチャンスが増えますし、SNSで新商品やキャンペーンなどを発信してお客様にアプローチしていきましょう!
いいことづくしのメルカリShopsですがデメリットも・・・
メルカリShopsのデメリット
- ショップデザインができない
- 競合との差別化が難しい
- 運営者情報が公開される
- 他サイトに比べ手数料が高い
ショップデザインができない
メルカリShopsは基本的にショップページをデザインできません。そのため、デザインで個性を出すことは難しいですが、デザインが苦手な方にはやさしいネットショップです。
商品をジャンル分けしたり、「新商品」「訳なし」などでグループ分けするなど項目をつけたり商品の並べ方などで、ショップの見せ方を工夫することができます。
競合が多い
メルカリShopsは集客力がある分競合が多いです。またショップの構造上、自分のショップの商品下に「この商品を見ている方におすすめ」と関連商品が表示され、お客様が他のお店に流れやすいのが難点。
そのほか、メルカリShopsで販売している商品はフリマサイト「メルカリ」内に掲載されるため、個人のメルカリ出品者も競合となります。
個人のフリマ出品者は利益度外視で出品していることも多く価格競争に飲まれてしまうことも。
運営者情報の公開
メルカリShopsはネットショップなので「特定商取引法」が適用され、運営者情報を公開しなければいけません。
ただ、メルカリShopsで運営者情報が常に表示されているのではなく、開示請求があった場合のみ請求者に対して開示されるしくみになっています。
- 販売業者名(屋号または会社名)
- 出品者の氏名
- 住所
- 電話番号
メルカリなどのフリマサイトだと個人情報を公開することはありませんが、通常のネットショップならショップ情報として公開するのは当然のことなのであまり構える必要はありません。
なお、個人・個人事業主に限り住所および電話番号を非公開にすることが可能です。
個人や個人事業主だとショップと自宅が一緒の場合が多いので公開は怖いですよね。私も自分のメルカリShopsでは住所とTELは非公開にしています。
手数料が高いかも?
メルカリとメルカリShopsを比べるとどちらも販売手数料10%で変わらないのですが、他のネットショップの販売手数料と比べると高くなる場合があります。
代表的なASP型「BASE」「STORES」と比較してみました!
メルカリShops | BASE | STORES | |
販売手数料 | 10% | 3.6%+40円 | 5% |
サービス利用料 | 0円 | 3% | 0円 |
振込手数料 | 200円 | 250円 | 275円 |
事務手数料 | 0円 | 2万円未満 500円 | 1万円未満 275円 |
ただ、メルカリShopsにはほかにはない「メルカリの集客力」が期待できるので、コストだけで比較せず総合的に判断してください。
メルカリShopsはこんな方におすすめ!
- 実店舗で店頭販売しているけどネットショップは初めての方
- アクセサリーや家具などのハンドメイド作家さん
- 果物や野菜、お米を栽培している農家さん
- ネットショップを増やして集客をしたい方
せっかくショップを開設しても、集客できず売れない・・・と悩むオーナーさんが多く、初心者(に限らずですが)にとって最大の課題は「集客」です。
その点、メルカリShopsはフリマサイト「メルカリ」の月間2300万人という集客を利用できるのが魅力!
まずは、メルカリShopsでネットショップを始めてみるのもおすすめです。